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スプリンターズS 2025【袋とじ】馬券予想に役立つ情報満載!

ー9月28日(日)更新ー





徳吉 一己
(元JRA競馬学校教官)


騎手時代の通算成績は重賞14勝を含む536勝。騎手引退後はJRAからの要請で競馬学校の教官となる。福永・池添・田辺・和田など現役騎手の半数以上が教え子であり、「鬼教官」と呼ばれた特別な存在。


秋競馬のG1開幕戦となるのは今年もスプリンターズS。

半年前に行なわれた高松宮記念の1~4着馬がここにも出走しており、同じように昨年のスプリンターズSの1~4着馬も出走。

昨年のスプリンターズSを勝ったルガルは高松宮記念で7着に敗れ、昨年のスプリンターズSで7着だったサトノレーヴは高松宮記念を勝利。

そして、トウシンマカオ(スプリンターズS2着→高松宮記念4着)、ナムラクレア(スプリンターズS3着→高松宮記念2着)、ママコチャ(スプリンターズS4着→高松宮記念3着)も、鏡写しに近いような結果となっている。

ここまでに名前を挙げた5頭は今回もそれぞれ上位人気候補で、そのうちルガルを除く4頭は2年前、3年前から短距離路線を引っ張ってきた6歳世代。ナムラクレアはスプリンターズS4度目の出走となる。

一つの路線において、G1レベルで同じグループの馬たちがこれだけ長く権勢を誇るというのは異例のことだが、これを下の世代の力不足と見るか、現6歳世代の驚異的な強さ、層の厚さと見るべきか。

ただ、6歳の秋となれば、いよいよ上積みの乏しくなる馬、目に見えにくい衰えが始まっている馬もいる。相対的に4歳馬にとっての秋競馬は成長と飛躍、上の世代を乗り越えるタイミング。

ある意味で特殊な勢力図が続いてきたここ数年のスプリント路線だが、今回は6歳世代の強さか、世代交代か。それが馬券の正解を捉えるためにも一つのテーマとなるだろう。

今年のスプリントG1春秋制覇が懸かり、おそらく1番人気の支持を受けるであろうサトノレーヴは「国内の競馬ではもう負けられない気持ち」と陣営が力を込める。

モレイラ騎手は昨年の香港スプリントから前走のクイーンジュビリーSまで4戦続けてサトノレーヴに騎乗し、この秋もサトノレーヴのスプリンターズSを第一の目的として短期免許を取得。

「香港で勝つのが今年一番の目標」とのことで今回は100%の仕上げではないという話だが、G1にこの形で臨めるだけの力と余裕が今のサトノレーヴにはあるのかもしれない。

ナムラクレアは8月の北九州記念、キーンランドCからの参戦だった今までとは意図的にローテを変更し、函館スプリントSから休み明けに近い形で4度目のスプリンターズSへ。

これは「3か月空ける形がこの馬には一番合っている」という陣営の判断によるもの。実際、古馬になってからの3勝(シルクロードS、キーンランドC、阪神C)は全て前走から3か月の間隔だった。6歳秋、これが集大成のローテとなるか。

ママコチャは一昨年の勝ち馬で昨年は4着。ただ、厩舎関係者は「昨年より状態はいい」と、3年目にしてまだ上積みがあることを強調している。

前走のセントウルSは「この程度まで仕上げておけばここは勝ち負けだろう」というトライアル仕様の仕上げ。それでも大外一気の勝ち馬に屈しただけの2着と満足なステップで3度目のスプリンターズSに臨めている。

トウシンマカオはナムラクレアとともに、強豪6歳スプリンターの中でG1勝ちがない。とはいえ重賞は今年の京王杯SCが5勝目で、一発屋のG1馬よりも多くの賞金を稼いでいる。

「一昨年のスプリンターズSは夏負けで出られなかったくらいで暑さには強くない馬。それを考えたら前走の3着は合格点だし、やっと涼しくなってきた最近の気候もこの馬には最高です」と厩舎サイド。昨年の2着から、最後のひと押しを効かせられるか。

下の世代に話を移すと、昨年の勝ち馬である5歳馬ルガルは「ブランク明けだった昨年より調整はスムーズだった」とのこと。

川田将雅騎手は今までのパートナーであるママコチャでもなく、セントウルSで勝利に導いたカンチェンジュンガでもなく、香港の前走に続いてルガルへの騎乗を選択。香港での5着が川田騎手にとっても好印象だったそうだ。

4歳馬ジューンブレアは補欠1番手という状況が続いていたが、マッドクールが故障で回避したことによって16番目に滑り込んだ。

「出走できた幸運もあるし、目イチで仕上げていく」と厩舎サイド。持病の鼻出血も厩舎の工夫により最近は出なくなっており、調教でもG1を戦うための攻めた仕上げができている。

ペアポルックス、ヨシノイースター、ヤマニンアルリフラら他のサマースプリント組ではペアポルックスが「依然として唸るような動き」と好感触。今年も上位は厚いが、大穴を演出する馬が出てくるか。

≪今週の重賞情報袋とじ≫
スプリンターズS
2025
中山11R 芝1200m

~枠順確定版~





1 1 ピューロマジック 松山 弘平
2 ヨシノイースター 内田 博幸
2 3 ダノンマッキンリー 横山 典弘
4 ママコチャ 岩田 望来
3 5 カンチェンジュンガ 坂井 瑠星
6 ナムラクレア C.ルメール
4 7 サトノレーヴ J.モレイラ
8 ペアポルックス 松若 風馬
5 9 ドロップオブライト 丹内 祐次
10 ラッキースワイネス K.リョン
6 11 トウシンマカオ 横山 武史
12 ヤマニンアルリフラ 団野 大成
7 13 ジューンブレア 武 豊
14 カピリナ 戸崎 圭太
8 15 ルガル 川田 将雅
16 ウインカーネリアン 三浦 皇成

[スプリンターズS]
注目の社台
グループ関連馬

ー9月27日(土)更新ー

社台情報スペシャリスト
桐 生

社台情報部の桐生です。

いよいよ秋のGIシリーズがスタート。その第1弾は中山のスプリンターズSです。スプリント路線では2年前のこのレースをママコチャが制し、昨春の高松宮記念ではサンデーR所属の外国産馬マックドールが勝利したものの、昨秋、今春とグループ外の馬が優勝しています。今回はグループからのエントリーが2頭(ママコチャ、ダノンマッキンリー)と寂しくなりましたが、3年連続出走のママコチャがおりチャンスは十分。また裏開催の阪神・ポートアイランドSにも面白そう馬がスタンバイです。

社台グループ関連馬

ママコチャ

馬主:金子真人HD
生産:ノーザンF


2023年の覇者で、前走から新たにコンビを組んだ岩田望来騎手とのコンビでふたつ目のGI制覇を目論んでいるママコチャ。

クロフネ産駒でひとつ上の全姉に阪神JF、桜花賞、ヴィクトリアマイルを制したソダシがいるなど、2代母シラユキヒメから続く一族は活躍馬多数。育成はノーザンF空港が担当しています。

昨年はセントウルSで半馬身差の2着に入ったものの、高松宮記念8着、スプリンターズS4着と4戦して未勝利。今春はオーシャンSで久々の重賞勝利を挙げると、高松宮記念で3着、そして京王杯SCで2着。今秋はセントウルSからの始動。好位追走からいったん先頭に立ったものの、ゴール前で勝ち馬に強襲されての2着と惜敗続きですが、年齢的な衰えは見られず、むしろ老いてなお盛んといった感じ。

引退後の繁殖入りを踏まえると、もうひとつタイトルを獲って箔をつけたい思惑があります。また、金子真人オーナーにしても秋華賞にスタンバイしているカムニャックの前に勢いをつけたいところ。関係者のトーンはまず間違いなく昨年より高いですし、取り巻く情報面からチャンスは十分あるとみています。


また、本日は特別にポートアイランドSにスタンバイしている社台グループ関連馬もピックアップ。

ブルーミンデザインはロゴタイプ産駒の4歳馬。昇級初戦の中京記念9着からの参戦。3代母のタヤスブルームがフェアリーSの勝ち馬で、一族には桜花賞3着のカタマチボタン、フラワーC2着のトーセンブレスなどがいます。社台グループオーナーズの所属馬で、育成は社台Fが担当。重賞初出走となった前走は中団追走から、直線で行き場を失う場面もありましたが外に出すとよく伸びて勝ち馬からコンマ4秒差の9着。リステッドのここは期待が広がります。

シャドウフューリーはイスラボニータ産駒の5歳馬。母のコージーロージーは米ブエナヴィスタHなど重賞3勝で、GIイエローリボンSで2着。半兄のデュアライズもオープン入りを果たしています。社台Fが育成を担当。今年は京都金杯で6着。京王杯SC5着、パラダイスS4着と着順を上げ、前走の朱鷺Sでは3着に入線。今回はデビュー戦以来となる西村騎手とのコンビ。そろそろリステッド2勝目といきたいところ。

この他にも、昨年の京都金杯2着のセッション、新潟2歳Sの勝ち馬トータルクラリティ、愛知杯を勝ったミッキーゴージャス、前走関越Sで2着に入ったラインベックなどもスタンバイしており、社台グループ関連馬が上位を独占しそうですね。

[スプリンターズS]
重賞調教
ウォッチャー

ー9月26日(金)更新ー

≪栗東・好調教馬≫
ジューンブレア
(牝4、栗東・武英智厩舎)

栗東CW(良)
4F 53.0-37.5-11.6秒

栗東情報スペシャリスト
高 島

函館スプリントS、CBC賞と重賞で連続2着のジューンブレア。この中間は高倉騎手(実戦では武豊騎手)が付きっ切り。1週前に坂路で4F50秒9、ラスト1F11秒9の猛時計を叩き出しており、最終追いのCWコースでは全くの馬なりで4F53秒0、ラスト1F11秒6の時計をマーク。

当初は坂路を予定していましたが、馬場が重いということでCWコースに変更。「反応を確かめる程度で指示通りの時計。動きも理想通り。前走と比べて馬体のゆがみもなく、いい状態」とテキも満足の仕上がりを強調していたとのこと。

ここにきての充実ぶりは戦績が物語る通り。これも、課題だった折り合い面が改善された証拠。デビュー前から「モノが違う」と現場レベルの関係者が漏らしていたほどの逸材だけに初GI挑戦でも押さえておきたいですね。

≪美浦・好調教馬≫
サトノレーヴ
(牡6、美浦・堀宣行厩舎)

美浦W(良)
5F 66.4-51.0-36.6-11.5秒

美浦情報スペシャリスト
神 谷

英のGI・クイーンエリザベスII世ジュビリーS2着からの参戦となる堀厩舎のサトノレーヴ。先週金曜の美浦Wコースが実質的な最終追い(5F64秒8、ラスト1F10秒7)で、今秋水曜は馬なりで流す程度。脚捌きには素軽さがあり、追い切り後の息の入りも問題なし。

「先週金曜にしっかりやっており、強い追い切りの後の状態を把握してもらうということで、終いは7、8割くらいの力。速いラップが出ていますが、余力を持って無理することなく時計を出せました」とテキも動きに満足の口ぶりだったとのこと。

モレイラ騎手はスプリンターズSが行われる28日が短期免許最終日。このサトノレーヴとは2勝2着2回3着1回と好相性で手の内を知り尽くしているのは言わずもがなですし、有終の美を飾る算段のようですね。

[スプリンターズS]
馬主絡みの
重賞こぼれ話

ー9月25日(木)更新ー

馬主情報スペシャリスト
赤 堀

どうも、馬主情報を専門に扱う赤堀です。

いよいよ今週は秋のGIシリーズ開幕を告げる電撃の6ハロン戦、スプリンターズSですね。GIなど大注目のレースが行われる週というのは大物馬主関係者が多々来場しますが、その際は、

★早い段階から目標レースを決めて仕上げは完璧
★相手関係の動向が入念なほど下調べされている
★人気にならないよう陣営の話が配慮されている


などなど、各方面で根回しが行われている馬が幾多も確認されています。全部が全部とまでは言いませんが…、大物馬主関係者の大口勝負情報が入った際に裏を取っていけば“確勝級が人気にならずに出走”しているケースさえあるのです。

馬主関係者の来場(勝負)は厩舎や騎手、取り巻く関係者にしてみればアテンド(接待)の大チャンスですからね。そんな裏まで知り得る【情報力】を持つのが、競馬セブンの情報ルートとお考え頂ければと思います。

また、翌週は競馬の花形開催と言われる秋の東京競馬が開幕します。東京と言えば馬券で有名な大物馬主関係者が在籍していることもあり、高確率的中&高回収の情報が増えます。例に漏れず今年も某大物関係者から「ここだけの話」を聞き出していますので、開幕州から大きくご期待下さい。


注目すべき馬主とは?

今年のスプリンターズSで馬主情報的に注目しているのは、先代・奈村信重さん(2022年1月4日に死去)からの悲願でGI初制覇を狙う奈村睦弘オーナーのナムラクレアです。

今年ここまで10勝を挙げて、キャリアハイ(16勝)に迫る勢いの奈村睦弘オーナーですが、大将格のナムラクレアへで決めておきたいのは言わずもがな。6歳という年齢を考えてもGIが狙えるのはそう長くありませんからね。

当のナムラクレアは前走の函館スプリントSでは8着と敗れていますが、スタートで後手を踏んだうえに軽く寄られて後方からの競馬を強いられるハメに。しかも、直線で内を突いたものの十分なスペースがなくて追えず、不完全燃焼の競馬だっただけに度外視できます。

この中間は毎日のようにゲート練習を行っており、フィジカル面の維持にも注力しているとのこと。「トップクラスで走っている中で、牝馬にしては心が折れてもおかしくないレースがありますけど、一切、精神的な衰えがない」とテキもコメントを残しています。

続けて「今回は乗り込み量も多いので、馬もよくそれに応えてくれているなという状況。現状では特に言うことないところまで来ている」と言い切るほどの仕上がりで自信ありの様子。10回目のGI挑戦で悲願のV、取り巻く情報面から十分にあり得るとみています。

[スプリンターズS]
3つの
好走ポイント
ー9月24日(水)更新ー

本日は過去の傾向から、好走馬の共通ポイントを3つご紹介します。

この3つの好走ポイントに1つでも該当する馬は、人気問わず、好走する可能性十分。是非、注目してみてください。

3つの好走ポイント
1.セントウルS上位人気馬
2.牝馬の逃げ、先行馬が妙味
3.継続騎乗組が強い


★好走ポイント【1】
セントウルS上位人気馬

前哨戦として出走している馬が最も多く、連対馬の半数近くを占めているのが前走セントウルS組[4-4-1-44]。

馬券対象率としてはそこまで高くはありませんが、“買える”セントウルS組の条件を探ってみたところ、まずは『セントウルS時の人気』。

セントウルS・3人気以内 [4-4-0-15]
連対率34.8% 複勝率34.8%
セントウルS・4人気以下 [0-0-1-29]
連対率0.0% 複勝率3.3%

セントウルS時点で人気薄だった馬が本番で好走する確率は非常に低いことが分かります。前哨戦で賞金加算、優先出走権を狙って勝負駆けだった馬もこの中に含まれていることを考えると、納得と言えるのではないでしょうか。


★好走ポイント【2】
牝馬の逃げ、先行馬が妙味

4角4番手以内 [4-6-3-33]
連対率21.7% 複勝率28.3%
4角5番手以下 [6-4-7-96]
連対率8.8% 複勝率15.0%

過去10年、1着馬は4角5番手以下の差し、追い込み馬の方が多くなっていますが、連対率、複勝率では逃げ、4角4番手以内の先行馬が逆転。逃げ馬も[0-2-1-7]で複勝率30.0%と好走率が高く、一概に差し、追い込み有利とは言えません。

中山の馬場が改修された15年以降、

19年2着モズスーパーフレア(3人気)
18年2着ラブカンプー(11人気)
17年3着ワンスインナムーン(7人気)
16年3着ソルヴェイグ(9人気)

このように4度も牝馬の逃げ、先行馬が馬券対象になっていることも特徴の一つ。ラブカンプー、ソルヴェイグは当時3歳馬で53kgでの出走。斤量面の恩恵がある牝馬の粘り込みには、特に注意する必要があるでしょう。


★好走ポイント【3】
継続騎乗組が強い

継続騎乗 [8-8-5-72]
連対率17.2% 複勝率22.6%
乗り替わり [2-2-5-57]
連対率6.1% 複勝率13.6%

継続騎乗組が強く、過去10年の連対馬20頭のうち、16頭が前走からの継続騎乗でした。

継続騎乗組のうち、前走1~3番人気だった馬は[7-7-3-29]で連対率30.4%。前走4番人気以下の場合は[1-1-2-40]で連対率4.5%。

継続騎乗組のうち、レース当日1~3番人気に限ると[6-3-2-12]で連対率39.1%。4番人気以下の場合は[2-5-3-60]で連対率10.0%。

好走注目馬はこの馬
【★★★】
・ママコチャ

【★★】
・ジューンブレア
・トウシンマカオ
・ヨシノイースター

【★】
・ウインカーネリアン
・カピリナ
・サトノレーヴ
・ナムラクレア
・ピューロマジック
・ヤマニンアルリフラ


※好走ポイントに該当した数で★をつけています。
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